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  • -会社紹介-

      株式会社IIU は、検査技術、診断技術の研究開発を中心に行っています。社会的には、これらの技術が実機に用いられることにより、設備の信頼性や安全性が効率的に高まり、保全技術の体系化、高度化が達成されることをめざしています。



    Ⅰ.検査技術(渦電流探傷検査技術ECT):

     IIU は、電磁現象を用いた静的機器の診断技術の高度化を目指して、渦電流探傷検査技術の(ECT)研究開発を行っています。ECTは熱交換器伝熱管など静的機器・部品の表面に発生した傷を検知するのに優れている半面、内部傷の探傷や傷深さの評価には向いていません。このようなECTの欠点を克服する為、傷深さや傷形状の評価手法を開発しています。現在、弊社が開発したECT手法により、傷の深さが0.5~1mm以下であるかどうか高い確率で推測可能となっています。また、ECT研究を効率よく進めるため、応力腐食割れ(SCC)模擬試験体の製作技術の研究も行っています。



    Ⅱ.診断技術(EM設備診断技術):

     ポンプなど回転機器の診断技術として、内部の動きを信号として捉え、機器の状態を的確に把握するEMセンサーの研究開発を行っています。EMセンサー(Electromagnetic sensor)は、IIUが開発した非破壊検査のためのセンサーです。測定原理は電磁誘導現象を応用した技術で、回転体の運動を磁場の変化として計測する技術です。 特徴は、一般的な振動加速度センサーでは検知が困難な低速回転軸受の異常やギアの歯の摩耗等を検知することが可能です。また、EMセンサーを用いた独自の診断技術を構築したことで、振動診断では検知が困難であったすべり軸受け部の磨耗についても診断が可能となりました。このEMセンサーは2008年に商品名“電磁郎”として日本プラントメンテナンス協会のPM優秀商品賞開発賞を獲得しました。

     主な実機適用事例として、風力発電設備の主軸軸受(低速回転軸受の診断技術)やキャンド(ノンシール)ポンプ(すべり軸受の摩耗診断技術)の診断技術として威力を発揮しています。



    Ⅲ.ビッグデータと多変量解析技術を活用した異常の早期発見技術:

     多変量解析自体は従来から行われていますが、ビッグデータを利用してプラント等で発生する異常の早期発見に利する研究が近年盛んになっています。(SIAT手法,SBM手法,PCA手法等)  

      このようなビッグデータ解析技術により、複数の機器から構成される「系統」や「プラント」等の異常兆候を従来手法に対して「より早期に」「より正確に」発見することが期待できます。  

      IIUでは、多変量解析技術のドメイン知識に基づいた分析手法の開発・カスタマイズ化など行い、実機適用の可能性を日々広げています。また、ソフト的なアプローチだけでなく、実際のプラントデータを用いた検証も実施しています。





     株式会社IIUでは、お客様のご要望に沿うよう、日々これらの技術の向上に努めております。

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